テレビの医療番組や雑誌などで「活性酸素」という単語を見かけたときに、「フリーラジカル」と言う単語もセットでよく見かけます。そして、活性酸素=フリーラジカルと表記している雑誌や情報誌も少なくありません。こういった情報がちらほら流れているため、活性酸素(安定するために周囲の分子から電子を強引に奪ってしまうために、細胞の酸化が起こってしまうのだとか)とフリーラジカルは同一の物であると認識(できなけれね存在しないといっても過言ではないでしょう)している人が多いはずですが、実は活性酸素(細菌などを撃退する働きがあるのですが、増えすぎると細胞を直接的、間接的に傷つけてしまいます)とフリーラジカルには違いがあります。体内で脂肪(悪者扱いされがちですが、体にとってはなくてはならないものです)が燃やされエネルギーとして変わるとき、何らかの原因で抗酸化作用と酸化のバランスが崩れ、強い酸化力を持った活性酸素が多く発生します。これが原因で、糖尿病や動脈硬化といった成人病を発症する可能性が高まるのです。この活性酸素には、スーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシルラジカル、一重項酸素といった四種類の分子があります。そして、この四種類の分子もある特徴によって2種類に分けられます。すべての電子が2つの対で成り立っている過酸化水素と一重項酸素、もともと電子が1つしかなくそのため他の電子から奪おうとする厄介な分子であるスーパーオキシドとヒドロキシルラジカルに分けられるのです。この電子が1つしかない電子を不対電子といい、不対電子を持つ物質をフリーラジカルといいます。ですので、活性酸素(過酸化水素、スーパーオキシド、一重項酸素、ヒドロキシラジカルなどの総称をいいます)の中の不対電子を持つスーパーオキシドとヒドロキシルラジカルがフリーラジカルになります。逆に言えば、不対電子を持っている物質はすべてフリーラジカルです。このフリーラジカルは他の物質から電子を奪おうとする働きがあるので、強い酸化力を持っているといえます。そのフリーラジカルの中でも活性酸素のヒドロキシルラジカルは、特に強い酸化力を持つ危険分子で、体内でさまざまな細胞を傷つけますー